バリア機能とスキンケア


紫外線や汚れやほこり、有害物質など、外部からの刺激に対して人が生まれ持っている防御機能が肌のバリア機能です。正常なバリア機能を維持するためには4つの要素があるといわれています。一つ目が、肌の一番外側を覆っている部分である皮脂膜で、皮脂腺から分泌される皮脂と汗腺から分泌される水分が混ざって乳化することによって天然のクリームとなり、水分の蒸発を防いでくれます。二つ目が、角質層です。肌の表面のわずか0.02㎜の層であり、水分を保つ働きがあります。三つ目が、角質層で潤いを保つ機能をNMFで、これによって弾力やハリのある肌の状態を保つことができます。四つ目が、細胞間のセラミドで、各皮膚細胞間のゼリー状の保湿液として隙間を埋めて肌の弾力や潤いを維持する働きがあります。

4つの要素が全て整うとバリア機能が正常に働くことが可能となり、滑らかなツヤのある肌表面であるとともに、乾燥や紫外線、添加物などの化学物質から肌を守ってくれます。何らかの原因によって肌のバリア機能が低下するとターンオーバーが乱れたり、水分を維持することができなくなったりしてさまざまな肌トラブルが生じることとなります。ニキビは、毛穴の中に皮脂が溜まって詰まってしまうことで起きるもので、皮脂の排出が正常にできていないことによって年代を問わずできてしまいます。皮脂は、保湿因子として肌のバリア機能には欠かせないものではありますが、必要量を超えてしまうと排出しきれなくなるため、毛穴詰まりの原因となってしまうため、適切なスキンケアが大切となります。